1、コンピュータは「計算機」です
ふつう「計算機」と言えば電卓ですが、電卓は「数値」の計算しかできません。
コンピュータは、数値の他に、文字・色・音などを計算できます。
文字を並べれば文章を書くことができます。
色を並べて「絵」を描いたり、音を並べて「音楽」を作ったりすることもできます。
計算のための数値や文字や色や音を、データと呼びます。
コンピュータの計算とは、データを変えることを意味しています。
一度作った文章や絵や音楽も、データを変えることで後から作り直すことができます。
2、ソフトウェアについて
コンピュータは、ハードウェアとソフトウェアで動いています。
ハードウェアとは手で触ることのできる機器や装置のこと、ソフトウェアはハードウェアを動かすプログラム群です。ワープロソフト、メールソフト、描画ソフトや、インターネットを閲覧するブラウザもソフトウェアです。
コンピュータは「00101110」とか、「11100101」など「0」と「1」の2進数で動きます。データも2進数で保存するし、計算も2進数で命令します。
これを覚えなくてはコンピュータを利用できません、では使う人はいなくなってしまうでしょう。
そこで、2進数による命令をアルファベットの組み合わせで表現するプログラミング言語が生まれました。「C」とか「Java」などがあります。
特定の用途でコンピュータに計算をさせるため、プログラミング言語を用いてさらに使いやすくしたものがソフトウェアです。
とても重要なソフトウェアに、OSがあります。OSは他のソフトウェアの命令を翻訳して、ハードウェアに理解させる仲立ちを果たします。逆に言えば、OSのお陰で色々なソフトウェアを簡単に作ることができるのです。OSには、WindowsやMac、UNIXなどがあります。
3、コンピュータは通信できます
コンピュータは、作ったデータを保存しておくことができます。当たり前のようですが、実は大変な発明です。
作ったデータは作ったコンピュータの中にしか保存されていません。しかしコンピュータは、これをコピーして別のコンピュータに移すことができます。
コピーとは、紙にプリントアウトすることではありません。別のコンピュータで見たり聞いたりできるようにすることです。
昔はCDなどにデータをコピーして、別のコンピュータのところまで持っていく必要がありました。
しかし今は、通信を使って座ったまま別のコンピュータにデータを送ることができます。
4、インターネットとは
通信と言えばインターネットを連想します。
しかし実はこのインターネットという言葉、定義のない曖昧な言葉なのです。
昔は、色々な会社が作った色々なコンピュータが、それぞれ独自の方法で通信を行なっていました。
例えば、同じ会社の中では皆が同じA社のコンピュータを使っているのでデータの送受信ができますが、違う会社でB社のコンピュータを使っていれば、規格が合わず通信できなかったのです。
このように乱立した様々な小規模のネットワーク(イントラネット)を、全て同じ規格で繋げるように考えたのがインターネットの始まりです。
世界中のコンピュータが同じ規格で繋がる現在でも、結局はデータを送る側(ホスト)と受け取る側(クライアント)で1対1の通信を行う形式は変わっていません。
この統一された規格をインターネットと呼べばそう間違いではありませんが、「規格」にはメール用、ファイル転送用、ハイパーテキスト用などさまざまあり、新しく作られたり廃れて消えたりを繰り返していて実体を掴めないのです。
5、セキュリティ
(長くなるので後日)
PR