僕は基本的に、飲めない酒はありません。
「とりあえず生中」の文化にはしっかり染まっていますし、焼酎もウィスキーもカクテルもおっけーです。
でも、好きな酒って言えばたぶん日本酒です。
ただ、これはちょっと特殊な事情によります。
人間誰しも、若い時には無軌道な飲み方をして酒の味を覚えるものです。
…俺も若いけど。
…若いよね?
ともかく、仲間うちで飲んで、騒いで、潰れて、吐いて、という経験は皆さん覚えがあるでしょう。
俺の場合、その「仲間うち」ってのは大学の友人です。
これが「特殊」でした。
うちらの飲み会は、まあほとんどの場合マゾなひとが主催して集まるんですけど、この人が色々と金に糸目をつけない人なんですよ。
マゾの人は宅飲みメインなんですが、酒屋の人と仲が良くて、ポンポン高い酒を買ってくるんですね。
…一升瓶で。
ウィスキーも飲んだし、ワインも飲みました。
でも、日本酒が一番多かった。
またさらにそれにも増して、飲み会メンバーに新潟出身が2人もいて、地酒を差し入れてくれるんです。
その美味い事と言ったら。
他にも高知の地酒やらなんやら、おいしい日本酒に事欠かない飲み会を四年以上続けた結果、僕は生意気にも舌が肥えてしまったようなのです。
そんなだから、店で飲んでもつい高い酒を注文してしまって…。
なんとも生意気です。
家で一人で飲むときは、発泡酒かウィスキーか焼酎です。
基本は、安い酒で。
でも、たまに一人でも高い酒を開けることがあります。自分にご褒美的に。
そんな時は、外国のビールだったりします。
主に、ベルギー。
特別に好きなんだってことは実はなく、単に「修道院ビールってどんなだろう?」っていう興味から飲み始めただけなんですけどね。
今までで一番おいしかったのは、ヒューカルデンのグランクリュだったなぁ。
お勧めで言えば、修道院ではないけどエーデルワイスっていうホワイトビール。
値段の割に飲みやすくて、でも軽くはない。
ぜひ一度ご賞味あれ。
PR